■
崎山蒼志
久しぶりに天才に出会いました。
14歳でこのクオリティー
出会いはYouTube。Abema TVの日村の番組。
天才高校生という言葉はもう使い古されていて基本的にその類の動画は見る気が起きないのですが、「川谷絵音、くるり岸田絶賛」と書かれてしまっては仕方がありません。
この私の稀有な行動に数分後大変感謝することになります。
突然少年の大武くんや向井秀徳を彷彿とさせるその鈍臭そうなビジュアルに安心感を抱きながら視聴。
『五月雨』という曲です。
入りのギターから早速心を掴まれます。
4歳からやっていたというギターは伊達じゃない。
そして特筆すべきなのは言葉のセンスです。
「素晴らしき日々の途中こびりつく不安定な意味で」
「君と夜と春 走る君の汗が夏へ急ぎ出す」
中学三年生、恋バナと下ネタですごした私の過去を悔やみます。
こんな情緒ある歌詞をかけるなんて彼の感受性は一体どうなっているのでしょう。
こういう感受性のバケモノ様は生きることが辛くないのでしょうか。
季節の変わり目に思いを馳せ、いや季節ではなく日々の気候の変化や周りの変化にも感情を揺さぶられるのでしょうね。
考えるだけ疲れます。
感受性がちょっと鈍いおかげで日々穏やかに感情の浮き沈みなく過ごせてるんですね。神に感謝。
天才は早く死ぬ。ロッカーは27歳で死ぬ(通称27クラブ)。
彼はどうか自分の才能で自分を殺さないでほしい。
つらつらと書きましたが、本当に彼の歌う歌が好きです。
ぜひ聞いてください。
『幸せよ私の腕がちぎれるほど引っ張って、連れてって、未来へ』
『君の汚れたところも かすんだ雲にぼやかして』